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川漁師
漁師と聞くと、船に乗って大海原へと繰り出していくイメージが一般的ではありますが、漁師という職業の活躍の場所は海ばかりではありません。川漁師は、その名のとおり川に出て漁獲することを専門としており、ウナギやアユなどの淡水魚を漁獲するばかりではなく、青のりなどの川産物を獲ることもあります。川漁師には、魚や川が好きであるという気持ちが第一に必要ですが、ただ闇雲に糸をたらしても魚を獲ることはできません。漁師として漁業をするためには、魚の生態にたいする正確な知識はもとより、その地域の環境や天候、川の特徴までを考慮しなければなりません。鮎の火振り漁や柴づけ漁、ガラ曳き漁など、その川独特の伝統的な漁法を用いることもあります。また、ときには長時間、腰をすえて待っていなければならないこともありますので、体力はもとより忍耐力も必要であるといえるでしょう。しかしながら、海の漁師が漁に出ると、しばらく陸地に戻ってくることができないのにくらべ、川漁師の場合はその日のうちに帰ることができます。気象状況についても海ほどに急激ではなく、波も立ちませんので、海の漁師ほどに危険な仕事ではないといってよいでしょう。
では、川漁師になるにはどのようにしたらよいのでしょうか。川漁師になるには船の操縦技術が欠かせませんので、小型船舶操縦士免許が必要です。小型船舶操縦士免許は、航行区域や船の大きさによって1級や2級などにわけられていますが、区域制限のない1級を取得しておいたほうが都合がよいでしょう。漁師としての実務的な知識や技能においては、熟練の漁師と一緒に漁に出て経験を重ねていくのが一般的のようです。もっとも、近年は環境破壊の影響によって川の水が汚染され、魚も少なくなってきているといわれています。そのため、川漁師の仕事だけで生計を立てることは難しく、農業の片手間に川で漁をしたり、川漁教室やペンション経営でも収入を得ているといったケースが多いようです。